──最もファン投票が多かった女優に贈られるMVAの受賞、おめでとうございます!
「ありがとうございます!」
──受賞した実感はどうですか。
「授賞式で名前を発表されたときは、一気に実感がこみ上げてきたのですが、やっぱり無観客でファンの方にもお会いできていなかったので、すぐに冷静になってしまった自分がいました。でも、授賞式後のイベントや配信でファンの方にご報告ができたので、少しずつ実感が湧いています」
──授賞式前日は寝られましたか。
「ばっちり8時間寝ました!(笑)。MVAを獲れると信じてはいましたが、期待はしないでおこうと意識していたんです。期待しすぎると負けたときにすごい落ち込んじゃうので、むしろ負けたときのイメージトレーニングをしてましたね。投票期間は終わっているし、今さらなにもできないと開き直っていた部分もあります。前日も『明日は仕事のひとつがある』という認識でいるようにして、好きな音楽をかけて熟睡しました(笑)」
──投票期間中はどんな取り組みをされていましたか。
「所属事務所のスタッフさんたちが一体となって、投票期間をひとつのイベントのように楽しく盛り上げてくれました。SNSでのお願いやオフ会はもちろんのこと、秋葉原で私の写真と投票サイトへのQRコードを載せたウェットティッシュを配ったり、ポスターを貼ったりしました。あとは、深夜から朝まで6時間くらいの生配信もしましたね」
──地道な”選挙戦”を展開した成果が出たんですね。
「私の名前が書かれたタスキをかけて、拡声器で『本郷愛です! みなさんの一票をよろしくお願いします!』と訴えていたので、ほんとに選挙のようでした(笑)。ウェットティッシュ配りのときは数百人の行列ができてしまったんですが、ファンの有志の方が『最後尾』と書かれた看板を持って、人員整理をしてくれたんです。12月25、26日に開催ということもあり、ものすごく寒いなかでしたが、ずっと外に立って手伝ってくれました。ほんとにファンの方に支えられてできたイベントでしたね。また、他の投票期間中のイベントも皆勤出席してくれた方もいて、本当にうれしかったです」
──授賞式直後には所属事務所の先輩女優さん(天使もえ、戸田真琴、白石茉莉奈)への感謝の言葉もありました。みなさんに報告はしましたか。天使もえさんは2018年の女優賞と2015年の新人女優賞、戸田真琴さんは2019年の女優賞、白石茉莉奈さんは2014年の新人女優賞をそれぞれ獲得している大先輩ですね。
「すぐにメッセージを送って、感謝を伝えました。投票期間中、不安がっている私に対して、先輩方は『MVAを獲っても、獲れなくてもファンの方との絆は深まるから、マイナスなことは絶対ないよ!』と励ましてくれました。それですごく安心できたので、早く報告したかったんです」
──その一方で、エロい技能を競ったMTA受賞の際の喜び方もハンパなかったですね。
「そうですね(笑)。テストを受けた際の感触がそこまで良くなかったので、まったく期待していませんでした。なので、まさかって感じで、すっごくうれしかったです!」
──MVA、MTAの受賞を経て、今後の目標はありますか。
「授賞式で過去の受賞者の一覧がスクリーンに映されたとき、改めて『絶対MVA獲らなきゃ!』って思ったんです。歴代の受賞女優さんは、みなさん有名な方ばかりで、この並びの中に自分の名前が載ったらすごいことだと思いました。実際に受賞できて本当にうれしいのですが、そうは言っても私はデビューから2年しか経っていない身です。ここでテングになってはいけないと気を引き締めています。受賞を経て、ここから成長して、今まで以上に頑張ろうって思っています。歴代の受賞女優さんのようになるために、さらにやる気になりました」
──お仕事の幅もさらに広がるのではないでしょうか。
「本郷愛ちゃんならなんでもできる、と思われる女優さんになりたいです。いろいろなジャンルをこなせるように、作品の幅も広げていきたいですね。これまでもアクション映画の主演などAV女優のフィールド以外のお仕事をさせてもらっていますが、今後もオファーがあればどんな仕事もやっていきたいです! 今後とも本郷愛をよろしくお願いいたします!」