ノーブラ広報ちゃん

「スカパー!アダルト」編集部で働く「ノーブラ広報」(女子・彼氏いない歴7年)が「スカパー!アダルト」の旬な情報はもちろん、アダルト業界やエロについてのゆる~い意見をふんわりと語ります。お弁当でいえば添えもののミニトマトのようなもの。軽い気持ちでつまんでいってね♪

第25回「男らしく、女らしく」

ノーブラ広報ちゃん

「男らしく」「女らしく」の強要ってほんとうにうっとうしい。力強くてリーダーシップ抜群の女性は素敵だし、細やかな気配りができる、料理やお裁縫が得意な男性のことも、いいもんだなあと思います。知り合いの女性が、料理のお手伝いをよくしてくれて、優しくてよく気がつくという孫の男の子のことを「でもねえ、あの子が女の子ならよかったのに、っていつも思うのよ~」と話しているのを「えっ、それって男の子は料理のお手伝いなんかふさわしくないってこと!? そういう発言を女性のほうがしちゃうワケ!?」と腹立たしい思いで聞いていたりします。

この間、久しぶりに会った男の子。何度かセックスしたことがあるけど、ここのところご無沙汰だったので呼び出してみたんです。「飲みに行こうよ!」と誘ったけれど、こっちとしては、そのあとホテルに行く気まんまん。むこうだって、こちらとはすでに経験済みなわけですから、いまさらヤるヤラないの駆け引きを楽しむなんてことはせず、お互いの肉欲をぶつけ合う方向で向かってくるはずです。

当日。ほどよく酔っ払って、そろそろラブホテルの休憩の時間設定ギリギリという頃合い。わたしはお店を出て、そっち方面へと足を進めます。すると、相手の男子、「今日はやめておきましょう。また今度ってことで」とするりとわたしをかわして、ラブホとは反対側へと向かっていくではありませんか。

イメージ画像
*画像はイメージです。

そんな彼に、思わず言っちゃったんです。「えっ、今日はしないってこと? わたし、セックスしたかったのに!」

ラブホテルの入口で揉めるといえば、男性が積極的に誘い、乗り気じゃない女性が「え~、でも~」とジラして、「大丈夫、なんにもしないから! ね! ただちょっと休むだけ!」と結局は男性が手を引っ張っていく、というのを想像します。男性とはただただヤリたい生き物で、女性はその男性たちの欲求を上手にかわしながら、本当に大好きな人にカラダを捧げる生き物である、とわたしたちは幼い頃から植えつけられてきました。

AVだってそう。例外はあれど、定番なのは、従順な美少女や貞淑な人妻が「いやっ、ヤメて……」と言いながら体を許し、次第に相手の男性の虜になっていく、というものです。男は求めて、女は求められて、そうやって世界はまわっていく。

頭ではそれぞれの「らしさ」の縛りと戦っているのに、「男の人はいつも性欲全開であって当然」「男の人から求められて輝く自分でありたい」と思ってしまう。女のほうからセックスのお願いをするのはみじめだと感じて、だったら、欲求不満のまま、オナニーでもして眠ったほうがマシなんじゃないか。女のほうが求めて、それを断られるなんてよっぽどのことよねと、わたしの心の中の小さなおばさんたちがヒソヒソと陰口を叩きます。男女の役割にこだわっていたのは、わたしのほうだったんだ。

ホテル街の入口で、つれない態度をとられたノーブラ広報。「セックスしたかった」の悲痛な叫びを受け入れて、「そんなにしたいの? まったくスケベな女だなあ。じゃあ、ホテル行こうか」と言われることを望んでいたのに、彼がとったのは、ノーブラ広報にくるりと背を向けてスタスタと歩いていくということでした。

男がヤリたい生き物であるのは若くて美しい女性の前だけの話で、アラフォーのノーブラ広報の前では、急に中性化するのかもしれません。うすうす感じていたことだけど、そういう態度をはっきりとられるとやっぱりツラい。こちらを振り返らずに駅へとまっすぐに向かっている彼の背中を見つめながら、ノーブラ広報は仕方なくまた夜の酒場へとひとり向かったのでした。

Profile

ノーブラ広報

ノーブラ広報

自称「スカパー!アダルト」編集部の夜の蝶。牛レバ刺しが復活する日を祈りながら日々働いています。誰か二日酔いが劇的に治る薬を開発してください。ツイッター @sptv_adult も見てね。

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