大人のコラム

タクシードライバーの「破廉恥」乗務日誌

タクシードライバーの「破廉恥」乗務日誌

このコーナーは「週刊大衆」ベテラン記者の柚月怜氏が、街のタクシー運転手さんたちに乗客の破廉恥な行状をお伺いしたものです。タクシー運転手さんといえば、世の中で一番「街の事情に詳しい方々」といっても過言ではありません。新聞やテレビでは決して報じられない一般人たちの「ハシタナイ素顔」に腰を抜かすことになるでしょう。なぜなら、この報告書には「真実」しかないのですから。ー「夕やけ大衆」編集長ー

CASE13「黄昏時の童貞喪失物語」
4/8 更新

CASE13「黄昏時の童貞喪失物語」

「やっぱり女性は何歳になっても、オンナですよね」

11月初旬、ドライバーの小坂さん(48歳=仮名)は1組の男女を乗せた。時間は午後5時過ぎで、この時期はすでに空も暗くなり始めていた。

「女性は50代後半かな。といってもオバサン感はあまりなくて、見た目も小奇麗で、清楚なマダムといった雰囲気でしたね。ただ、まだ早い時間なのに結構酔われていたのは間違いないです。ほがらかな表情で、楽しそうにしていましたね」

一緒に乗ってきた男性はまだ20代半ばで、スーツを着ていた。

「話を聞いている限り、何か文学系のサークルみたいでしたよ。男性も見るからに真面目そうで、大人しい。酔っぱらっているマダムの話し相手をさせられている感じでしたね」

二人の様子が妖しくなったのは、車が走り始めて15分ほど経った頃だ。

「女性のほうが『好きな女性とかはいらっしゃらないの?』みたいに、恋バナを始めたんです。男性は全力で拒否した挙句、女性にいろいろと聞かれるまま、まだ女性経験がないことまで打ち明けていましたね」

童貞と知るや、マダムの顔がまさに「一変した」と語る小坂さん。

「本当に? ええ~、信じられない。え? 本当? あまり興味はないの?」

それまではお淑やかなタイプだったのに、口調までギャルっぽくなっていたという。

突然の豹変ぶりに、男性はしどろもどろになっていた。

「こんなオバサンがいうのもなんだけど、そういうのはある程度、早くに経験しておいたほうがいいわよ。歳をとるほど、どんどん機会が減っちゃうし」

女性は言いながら、自然と隣に座る男性の体にぴったりと密着。

顔もヌゥーッと近づけて、男性の目をしっかりと見つめ続けていたという。

「いや、その……でも、僕は本当にモテないし……自信がないんです」

男性もこういうかわいらしいことを口にするから、余計に女性を調子づかせてしまった。

「大丈夫よ。格好いいと思うわ……うふふ、なんなら、私が自信をつけさせてあげようか」

もはや完全にロックオンされた形で、男性は顔が真っ赤になっていたという。

運転しながら二人の様子を見ていた小坂さんも心の中で「やらせてもらえばいいのに」と思っていたとか。

「かくいう自分も、初体験が27歳と遅かったんです。女性に対しての免疫がなくて、本当に悩んでいたとき、知り合いの熟女と飲み会でたまたまイイ感じになって、卒業できたんですよね。それ以来、自分に自信もついて、今みたいに結婚して子どももいるんです」

と語る小坂さんは、後部座席にいる男性に昔の自分を重ねたのだろう。

いよいよ目的地に到着した。

「男性が一人暮らしをするアパートでした。元々は、先に男性を降ろして、その後、女性の自宅に向かう流れだったのですが……僕はあえて、男性のアパートに着いたとき、ここまでの料金を口にしたんです」(小坂さん)

男性は「いや、このまま、彼女の……」と言いかけたが、

「ここで一人暮らししているの? ちゃんとご飯食べてる? 何か作ってあげようか」

女性はここぞとばかりに押し掛けようとした。

小坂さんは言う。

「ちょっとした助け舟のつもりでした(笑)。案の定、男性は熟女の勢いに押されて、断り切れなかったんです。タクシー運転手としては、二人ともそこで降ろしたので、損をしましたけどね。それでもまあ、良いことをした気分です」

二人を降ろした後、小坂さんは自分が童貞喪失した日を思い出し、感慨深くなったという。

取材&記事:柚月怜(ゆづきれい) 20代の頃より「週刊大衆」の記者として、街の妖しい噂やエロスポットを中心に取材。官能作家として、著書『惑わせ天使』(双葉社刊)もある。

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