









「スカパー!アダルト放送大賞2019」の投票レースを制し、新人女優賞をつかみとった唯井まひろ。AVデビュー当時は、人前に出るのが苦手と嘆いていた彼女も、もう立派な大人。受賞を記念したグラビア撮影の現場で、投票レースを振り返ってもらった。
「ありがとうございます! もうノミネートされた時点で『マジか!』って感じでしたし、周りの人も『出るだけですごい』って言ってくれたんで、まさか賞をいただけるなんて思ってなかったです」
「そういうプレッシャーはあまりなかったですけど、自分自身というか、見えない何かと戦ってました。投票期間中に、ファンのみなさんに何回もしつこくお願いするっていうのが自分の中で嫌だったし、でもアピールしないと伝わらないし、言えば言ったで、それをよく思わない人もいるし……。何をしても、100%良く思われるってことはないんだなっていうのも感じましたね。批判は絶対あるということを、やりながら知ったというか……」
「めちゃくちゃ気にします。気にして、エゴサとかもしますけど、それを見て落ち込んだりまではしないですけどね。いろんな意見があるんだなとは、感じますけど」
「最初はファンのために頑張ろうって思っていたんです。いろいろ応援してくれてるんだから、そんなん獲らないわけにはいかんやろ! って感じだったんですけど、だんだん変わっていきました。あ、これは自分のためにやらないといけないんだなって気づいて、そこからもっと頑張れました」
「自信はなかったです。でも、今回の新人女優賞のノミネートは3人だったじゃないですか。ということは、獲れる確率は3分の1なんですけど、それが逆に不安になりましたね。5〜6人いれば、獲れない人のほうが多いんだからと気が楽ですけど、人数が少ないと、獲れるか獲れないかにすごく意識が向いてしまいます」
「知り合いの人に『賞を獲る人は、ステージに出てきた瞬間にわかる』って言われて。じゃあ、堂々としていたいなって思って。でも、ステージでしゃべり始めたらさすがに緊張しました。スピーチも、言いたいことの半分も言えなくて、もう少しアツく語りたかったなって思います」
「それは後でいろんな人からけっこう言われました。『吐瀉物のコでしょ?』とか(笑)。でも、何も考えずに出ちゃった言葉なんですよ」
「いや、泣いてないです(笑)」
「うーん、あそこで泣くとは思わなかったです。やられました。手紙に書いてある名前を見て、誰が書いてくれたか思い当たったんですよ。いつもイベントに来て、ずっと近くで私を見続けてくれた方で。この人だったら、いいこと書くんだろうなって思って読んでたら、ホントにめっちゃいいこと書いててくれて。『泣くわけない』って思いながら、どんなコメントを言おうか考えていたんですけど、自分でもまさかっていうくらい泣いちゃって。なんかもう涙が邪魔でうまく読めないくらいでした……」
「すっごいホッとしましたね。私なんかでいいんですか? って感じはしなくて、とにかくほんとに頑張ってきたので、シンプルに『やったー!』って感じでした。ホッとしすぎちゃって、もう涙は出なかったです。涙は手紙のときに持ってかれちゃってたのかもしれない(笑)。あれがなかったらちゃんと受賞したときに泣けたと思います」
「当日は『受賞したっけ?』ってハテナなところがあったんですけど、次の日にネットの取材記事を読んだり、ツイッターで『#新人女優賞受賞』とかタグ付けされてたりするのを見てだんだん実感していきましたね」
「受賞式が終わった後に、ご飯に連れて行ってもらいました。所属事務所が同じ明里ともかさんも一緒で、その日はほとんどのマネージャーさんが来てくれてました。あとはソフトオンデマンドの方や、プロデューサーさん、デビュー作を撮ってくれた監督さんとかも来てくれて、みんなで集合写真を撮ったりしました。そのときに、こんなに沢山の人が信じて応援しててくれたんだなって実感して、うれしかったですね」
「狙っていきたいですね。今回やってみるまでは『賞ってなんだろう?』なんて思ってましたけど、形に残るものだし、応援してくれる人のためにも獲りたいっていう気持ちになりましたね。自分が応援してる人が賞を獲ると、応援していてよかったなって思うじゃないですか」
「なりますけど、目標は何かって言われたら、それはやっぱりいい作品を作ることですね。そうすれば賞も、知名度も勝手についてくると思うので。私は紗倉まなさんに憧れてこのお仕事を始めたので、少しでも近づけるように、でもちょっと違った形でアプローチをしていければいいなって思ってます。
「バラエティとかはちょっと苦手なんですけど、対戦型のFPSのゲームが好きなので、そういうジャンルで何かやってみたいですね。ゲーム関係の番組とか、イベントとか……。でも、好きなことを仕事にしていくって大変ですよね。AVだとセックスに関しても近いものはあって、セックスが好きということはもちろんそうなんですけど、お仕事になると自分の好きなようにデキるわけではないわけじゃないですか」
「仕事というものに対して、大人になったと感じます。たとえつらいことがあっても、仕事なんだからなにを言われてもしょうがないなという意識とか。周りの先輩の女優さんたちを見ていると、プロ意識がすごいんですよ。憧れますし、私もあんなプロになりたいと思ってます」
「あ、それはあえて見ないようにしてます。たぶんすごく影響されてしまって、私のオリジナリティーがなくなっちゃうと思うんです。見ちゃったら真似したくなっちゃうので」
「してます! なんというか、最近目覚めたのかもしれない(笑)。以前はかわいめに感じてるみたいな雰囲気だったんですけど、最近撮った作品は違うんです。一段階、いや二段階くらい感度が上がったんじゃないかなって感覚で、自分でも『私、こんなになっちゃうんだ』って驚きがありました」
「そこはまだぜんぜん自信ないですね。唇がぶ厚いので、それを色っぽいって言われることはありますけど……。でも、色気って、やっぱり内側から出るものきゃないですか。それはまだまだ全然だなって思います」
「そうなんですよね……。いま思うのは、やっぱりいまの気持ちを残しておいて、自分がかけてもらいたかった言葉をかけてあげたいですね。やっぱり頑張った人にしかわからないものってあると思うので」
「もうちょっと、話せるようになってるといいですね。でも、ここまででもすごい成長というか、ステージに立って話すなんていちばん苦手なことだったんですよ」
「人見知りというか、自分に自信がなさすぎて人と話すのが怖いというか。例えば『かわいいね』っていわれても、人を気にしすぎるせいで、裏の裏を読もうとしちゃうんですよ。ひねくれ者なんです、たぶん(笑)」
唯井まひろ(ただいまひろ)
2000年3月4日生まれ。身長156cm、B86・W58・H86
2018年デビュー。
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撮影/鈴木ゴータ